安価な CPU を対応メモリで比較する
漏れの PC 用途は主にプログラミングなので、インスタンスの住処であるメモリは無視できない。
Intel CPU は DDR3-1066, 1333 が目立ち、AMD CPU は DDR3-1333, 1600, 1866 が目立つ。
まずは DDR3 の特徴を Wikipedia から。
- ( DDR3 の) データ転送速度は理論上 DDR2 の2倍
- 動作電源電圧は、DDR2 の1.8Vに対し DDR3 は 1.5V
DDR3-xxx の xxx が大きいほど、メモリクロック・バスクロック・転送速度も大きくなる。
以下、安価な CPU と対応メモリの比較表。
メーカー | CPU | 対応メモリ | キャッシュ | ツクモ価格 |
---|---|---|---|---|
Intel | Celeron G530 | DDR3-1066 | L3 2MB | \3,480 |
AMD | A4-3300 | DDR3-1600 / 1333 | L2 512KB×2 | \4,980 |
AMD | A6-3500 | DDR3-1866 / 1600 / 1333 | L2 1MB×3 | \7,080 |
Intel | Core i3 2100 | DDR3-1333 / 1066 | L3 3MB | \9,270 |
AMD | FX-4100 | DDR3-1866 / 1600 / 1333 | L3 8MB | \9,370 |
ざっと見た感じ、AMD はメモリの転送速度で勝るが CPU キャッシュが少なく、Intel はその逆になっている。
これが一長一短というやつか(ただし FX シリーズを除く)。
逆に、AMD を使うなら DDR3-1600 以上のメモリでないと恩恵がないとも解釈できる。
AMD A シリーズは GPU 内蔵の APU なので、別途ビデオカード代がかからない一方、GPU 不足を感じてビデオカードを増設したら負けという風潮ができつつある。
そして、Celeron G530 が安価な自作 PC における最適解という結論に・・・